概要
口腔インプラント科では、入れ歯が気持ち悪くて長時間使用できない、固いものがかめない、見栄えが悪いなど、通常の治療方法では口腔機能回復が困難な患者さまに対し、口腔インプラントを用いた欠損補綴<ほてつ>治療を行っています。インプラント必发体育のみを行うわけではなく、口腔機能回復が極めて難しい場合には従来型の義歯の一時的使用も含め多様な対応を行います。また、インプラント治療に関するセカンドオピニオンや、口腔外科専門医との連携で広範囲の顎骨<がっこつ>欠損もしくは歯槽骨欠損症例にも対応しています。
すべてのインプラント症例で、コンピューターシミュレーションを用いたCT診断を行っています。
埋入必发体育はインプラント専用必发体育室で行います。
外来担当表
対象となる疾患?症例
歯を1本失った患者からすべての歯を喪失した無歯顎<がく>患者まで、すべての欠損症例に対応した口腔インプラント治療を行っています。また、従来のブリッジ、入れ歯だけでなく、マグネットや見た目のよいバネを用いた入れ歯にも対応しています。その他、歯をできるだけ削らない接着ブリッジや金属を用いないCAD/CAMを用いたメタルフリー治療も行っています。
検査?治療法の特徴
口腔インプラント専門医、補綴<ほてつ>専門医を中心として、口腔外科専門医、歯周病専門医、さらには歯科麻酔専門医などと協力しながら総合的なインプラント治療を行っています。インプラント治療専用の必发体育室を完備し、コンピューター支援必发体育やフラップレス必发体育、即時インプラント(オールオン4)などの先進的治療を行っています。
診療実績
年間患者数:9,859名(1日平均患者数約40名)
全体的に歯を失った患者や骨増生が必要な患者など年間約160症例のインプラント治療を行っています。
当科で実施している自由診療について
1. 陶材焼付金属冠
【治療の概要】
金属のフレームの上に陶材を築盛して作製した冠です。健康保険の冠と比較して、審美性に優れる、着色しにくい、すり減りにくい、プラーク(歯垢)が付着しにくいといった利点があります。歯を削り、型取りを行い、作製して装着します。
【治療の標準的な費用】
1本あたり 95,710円
【治療に関するリスクや副作用など】
?金属のみで作製する冠と比較すると、歯を削る量が多くなります。
?歯の状態によっては、神経を取る必要がある場合があります。
?歯肉退縮が起こると歯頸部に金属色が出る場合があります。
?衝撃に弱いため、陶材の部分が欠けてしまう可能性があります。
2. オールジルコニアクラウン
【治療の概要】
金属を使用せず、光の透過性や生体親和性に優れたジルコニアを用いて作製された冠です。審美性が高い、着色しにくい、プラーク(歯垢)の付着が少ないといった利点があります。歯を削り、型取りを行った後に作製し、装着します。
【治療の標準的な費用】
1本あたり 88,990~97,230円
【治療に関するリスクや副作用など】
?金属のみで作製する冠と比較すると、歯を削る量が多くなります。
?歯の状態によっては、神経を取る必要がある場合があります。
?歯の欠損数が多い症例には適用できない場合があります。
?硬い材料なので、噛み合わせの歯が摩耗してしまう可能性があります。
?金属と比較すると衝撃に弱いため、割れてしまう可能性があります。
3. インプラント
【治療の概要】
インプラント治療とは、歯のない部分の骨にチタン製の人工歯根(インプラント体)を埋め込み、 その上に人工の歯を取り付ける治療です。 周りの歯の負担を軽減できることや取り外しの入れ歯を使用せずにしっかりと咬めるようになる治療法です。
【治療の標準的な費用】
1本を治療した場合、450,000~550,000円程度
(レントゲン、CT、血液検査、インプラント必发体育料、暫間補綴(仮歯)、最終補綴(本歯)にかかる費用を含みます。用いるインプラント体や必发体育の方法、人工の歯の種類によって異なります。別途、初診料、再診料、薬剤に費用が必要です。また、静脈麻酔を用いる場合は別途費用が必要です。複数の本数を治療した場合、1本あたりの費用が1本のみの治療の場合とは異なります。)
【治療に関するリスクや副作用など】
?顎骨の状態や全身状態によってはインプラント治療が行えない場合があります。
?インプラント治療は外科処置を伴いますので、痛みや腫れを引き起こす場合があります。
?極めてまれにですが、知覚障害や上顎洞炎(蓄膿症)、異常出血を引き起こすことがあります。
?まれに、インプラント体が骨に結合しない場合があります。
?インプラント体に取り付けた人工の歯が欠け、修理や再作製が必要な場合があります。
?経年的に、インプラント体と人工の歯を連結するネジの緩みや破折が生じたり、まれにインプラント体が破折することがあります。
?インプラント体周囲の歯肉や骨に炎症が生じることがあります。炎症が重篤な場合はインプラント体が脱落したり、除去が必要な場合があります。
医師紹介
科長
氏名 |
正木 千尋<まさき ちひろ> |
職位 |
准教授 |
認定 |
日本口腔インプラント学会専門医?指導医
日本補綴歯科学会専門医?指導医
臨床研修指導歯科医 |
学位 |
博士(歯学) |
専門 |
口腔インプラント学、歯科補綴学 |
氏名 |
近藤 祐介<こんどう ゆうすけ> |
職位 |
講師、外来医長 |
認定 |
日本口腔インプラント学会専門医?指導医
日本補綴歯科学会専門医?指導医
臨床研修指導歯科医 |
学位 |
博士(歯学) |
専門 |
口腔インプラント学、歯科補綴学 |
氏名 |
向坊 太郎<むかいぼう たろう> |
職位 |
病院講師?助教 |
認定 |
日本口腔インプラント学会専門医?指導医
日本補綴歯科学会専門医?指導医
臨床研修指導歯科医 |
学位 |
博士(歯学) |
専門 |
口腔インプラント学、歯科補綴学 |
氏名 |
宗政 翔<むねまさ たかし> |
職位 |
助教 |
認定 |
日本口腔インプラント学会専門医
日本補綴歯科医学会専門医
臨床研修指導歯科医 |
学位 |
博士(歯学) |
専門 |
口腔インプラント学、歯科補綴学 |
氏名 |
野代 知孝<のだい ともたか> |
職位 |
助教、医局長 |
認定 |
日本口腔インプラント学会専門医
日本補綴歯科学会専門医
臨床研修指導歯科医 |
学位 |
博士(歯学) |
専門 |
口腔インプラント学、歯科補綴学 |
氏名 |
矢野 良佳<やの はるか> |
職位 |
医員 |
認定 |
日本口腔インプラント学会専修医 |
学位 |
博士(歯学) |
専門 |
口腔インプラント学、歯科補綴学 |
氏名 |
池本 壮志<いけもと そうし> |
職位 |
医員 |
学位 |
博士(歯学) |
専門 |
口腔インプラント学、歯科補綴学 |
氏名 |
上野 結衣<うえの ゆい> |
職位 |
研修登録医 |
学位 |
博士(歯学) |
専門 |
口腔インプラント学、歯科補綴学 |
氏名 |
坂田 彩香<さかた あやか> |
職位 |
大学院生 |
学位 |
学士(歯学) |
専門 |
口腔インプラント学、歯科補綴学 |
氏名 |
髙橋 美月<たかはし みづき> |
職位 |
大学院生 |
学位 |
学士(歯学) |
専門 |
口腔インプラント学、歯科補綴学 |
氏名 |
倉方 知樹<くらかた ともき> |
職位 |
大学院生 |
学位 |
学士(歯学) |
専門 |
口腔インプラント学、歯科補綴学 |
氏名 |
永田 彩佳<ながた あやか> |
職位 |
大学院生 |
学位 |
学士(歯学) |
専門 |
口腔インプラント学、歯科補綴学 |
氏名 |
細川 知隆<ほそかわ ともたか> |
職位 |
大学院生 |
学位 |
学士(歯学) |
専門 |
口腔インプラント学、歯科補綴学 |
氏名 |
松岡 欣毅<まつおか よしき> |
職位 |
大学院生 |
学位 |
学士(歯学) |
専門 |
口腔インプラント学、歯科補綴学 |
氏名 |
三浦 綾子<みうら あやこ> |
職位 |
大学院生 |
学位 |
学士(歯学) |
専門 |
口腔インプラント学、歯科補綴学 |
氏名 |
尾﨑 雅歩<おさき まほ> |
職位 |
大学院生 |
学位 |
学士(歯学) |
専門 |
口腔インプラント学、歯科補綴学 |
氏名 |
合田 実<ごうだ みのる> |
職位 |
大学院生 |
学位 |
学士(歯学) |
専門 |
口腔インプラント学、歯科補綴学 |
氏名 |
清村 慶子<きよむら けいこ> |
職位 |
大学院生 |
学位 |
学士(歯学) |
専門 |
口腔インプラント学、歯科補綴学 |
氏名 |
松尾 大輝<まつお だいき> |
職位 |
大学院生 |
学位 |
学士(歯学) |
専門 |
口腔インプラント学、歯科補綴学 |
氏名 |
村田 豪<むらた ごう> |
職位 |
大学院生 |
学位 |
学士(歯学) |
専門 |
口腔インプラント学、歯科補綴学 |
氏名 |
中村 旭宏<なかむら あきひろ> |
職位 |
大学院生 |
学位 |
学士(歯学) |
専門 |
口腔インプラント学、歯科補綴学 |
氏名 |
米丸 周良<よねまる ちから> |
職位 |
大学院生 |
学位 |
学士(歯学) |
専門 |
口腔インプラント学、歯科補綴学 |